大型部品から小型部品まで、あらゆる金属加工を行っているのが弊社の主要業務。その業務でなんとか、コストダウンの実現できないか、考えていたとき、弊社で行う機械加工の根本的な作業に着目することができました。
通常、マシニング加工、フライス加工などの金属加工は、金属の板や、金属の塊を用意し、図面どおりに切削することによって、機械部品として完成します。
当然のことですが、切削するので、加工する機械の周りは金属のくずが山盛りになっています。これが金属加工業界の当然の光景です。
つまり、金属の塊を削り出して作るという発想自体が、このマシニング、フライスなどの金属加工では当然なのです。そして切削の過程で沢山の金属くずがでるのも、もちろん当然の光景なわけです。
しかし、もしその金属くずを、他の部品に再利用出来れば、もっとコストダウンができるのでは・・・。
そんな発想から新たな取り組みがうまれたのです。
私達が加工する金属部品は様々です。大きなものから小さなものまで、あらゆる部品を加工しています。
その形状ももちろん、様々です。ほとんど切削が必要ないものもあれば、複雑な形状で、大幅に削りだす必要があるものもあります。大幅に削りだすと、もちろん、金属くずも沢山出てしまいます。
そこで取り組んだのは、予め、金属材料を加工し、不要な部分を切り取ってしまうという加工方法です。
切り取ることにより、加工にかかる時間短縮はもちろん、金属くずが減るどころか、別の部品に使うことの出来る小さな金属材料が出来上がったのです。
もちろん、部品によってできる、できないという問題はありますが、ご注文いただく製品をお教えいただければこちらからコストダウンのご提案ができるようになったのです。
このような取組みにより、お客様の製品を、より安価で、よりスピーディーに製作することが可能になったのです。